グローバル開発部
グローバル戦略部では海外の研究施設や研究グループとの共同研究を推進します。
- 部長 久留米大学医学部 内科学講座 消化器内科部門 教授
- 川口 巧
川口理事が新プロジェクトに参画されました。
すでにご存じの先生もおられると思いますが、
University of SydneyのGeorge教授が、脂肪肝の新規診断基準と病名について22ヶ国合同のinternational expert consensus statementをJournal of Hepatologyに発表されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32278004/
以前からGeorge教授と運動療法の共同研究を行っていた関係から、私も本プロジェクトに加えていただきました。
主な変更点は、除外診断だったNAFLD/NASHを、脂肪肝に肥満・糖尿病・代謝異常などを合併するMAFLDと変更し、他の肝疾患と併記可能にした点と思います。(HCV+MAFLDやALD+MAFLDなど)
ただ、エビデンスに基づいて作成された基準ではないため、これから検証やrevisionが重ねられ、基準は変わっていく可能性があると思います。
先日、George教授より各国のガイドライン委員長や主要メンバーへのアナウンス依頼をいただいたため、ご連絡させていただいた次第です。
ご不明な点などございましたら、遠慮なくご連絡ください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。